適性検査の対策は何から始めるか|受検方式で変わることと、変わらないこと
この記事でわかること
- 同じ検査でも受検方式が4通りあり、電卓が使えるかが違う
- 非言語の出題分野は有限で、数え上げられる
- 点が伸びる順番は「分野を知る→型を覚える→速度」
- 性格検査は対策するものではなく、揃えるものでもない
適性検査の対策を調べると、問題集の紹介が大量に出てきます。ただ最初にやることは問題を解くことではありません。 自分がどの方式で受けるのかを確認するほうが先です。方式によって、電卓が使えるかどうかが変わるからです。
まず、受検方式を確認する
| 方式 | 受ける場所 | 電卓 |
|---|---|---|
| テストセンター | 指定された会場のパソコン | 使えない(筆算) |
| WEBテスティング | 自宅などのパソコン | 使える |
| ペーパーテスト | 企業などの会場でマークシート | 使えない(筆算) |
| インハウスCBT | 企業内のパソコン | 企業の指定による |
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電卓が使えるかどうかは、練習の中身をまるごと変えます。 使えない方式なら筆算の速さが点になりますが、使える方式なら電卓を叩く時間より、式を立てるまでの時間が勝負になります。同じ問題集を同じように解いていても、鍛えているものが違ってきます。
非言語の分野は、数え上げられる
量が多く見えるのは、同じ分野の問題が数字を変えて何度も出てくるからです。分野そのものは有限で、代表的なものは8つしかありません。
- 損益算 — 原価・定価・売価の3つを区別できるかが分かれ目です
- 速度算 — 速さ×時間=距離。単位をそろえてから当てはめます
- 割合 — 「何に対する割合か」を取り違えないことがすべてです
- 集合 — 両方に当てはまる人を二重に数えないよう、足して引きます
- 仕事算 — 全体の仕事量を1として、1日あたりの量で考えます
- 濃度算 — 食塩の重さは変わらない、という一点で式が立ちます
- 推論(順位) — ありえる並びを全部書き出せば、確実に言えることが見えます
- 表の読み取り — 問われている数字が表のどこにあるかを先に押さえます
言語のほうも語句の意味・二語の関係・熟語の成り立ち・文の並べ替えが中心です。語彙は考えても出てこないので、覚えた数がそのまま点になります。 ここだけは早く始めるほど有利になります。
点が伸びる順番
- 分野を知る。 出題される分野の名前を全部言える状態にします。何が出るか分からない状態で解き始めると、時間だけが減ります
- 型を覚える。 分野ごとに立てる式は決まっています。速さを求めるのはこの段階ではありません
- 速度を上げる。 型が入ってから時間を計ります。最初から時間を計ると、解けない理由が「遅いから」なのか「型を知らないから」なのか分かりません
性格検査は、対策するものではない
能力検査と一緒に性格検査が実施されることがほとんどですが、こちらは準備して点を上げるという性質のものではありません。 似た内容を表現を変えて何度も聞く作りになっており、回答の一貫性を見る仕組みが組み込まれていると案内されています。
求める人物像に合わせて答えを作ると、矛盾として出やすくなります。 また仮に通過しても、合わない環境に配属される確率を自分で上げることになります。時間をかけるなら能力検査のほうです。
いつから始めるか
能力検査は、選考が始まる前にしか準備できません。 選考が始まると、エントリーシートと面接に時間を持っていかれます。目安として、応募が本格化する前の時期に分野を一巡させておくと、あとは思い出す作業だけで済みます。
一巡は思ったより短時間で終わります。12分野をそれぞれ数問ずつ解いて、解説を読んで、どの分野が苦手かを知るところまでが1回目です。ここまで来れば、残りは苦手な分野だけを回せばよくなります。
まとめ
- 受検方式を先に確認する。 電卓が使えるかどうかで練習の中身が変わります
- 分野は有限。 非言語8分野・言語4分野を数え上げるところから始めます
- 型が入る前に時間を計らない。 解けない理由が分からなくなります
- 性格検査は揃えにいかない。 一貫性を見る仕組みがあり、通っても自分が困ります
よくある質問
- Q. 適性検査の対策はいつから始めればいいですか。
- 選考が本格化する前が現実的です。選考が始まるとエントリーシートと面接に時間が移るため、能力検査の準備に使える時間はほとんど残りません。分野を一巡させておくと、あとは復習で済みます。
- Q. テストセンターで電卓は使えますか。
- 使えません。会場では筆記用具とメモ用紙が貸与される形式です。一方、自宅などで受けるWEBテスティングでは電卓を使用できます。
- Q. 何割取れば通過できますか。
- 基準は企業ごとに設定されており、公表されていません。当サイトでは通過ラインについての数字はお示ししていません。
- Q. 性格検査で嘘をつくとバレますか。
- 似た内容を表現を変えて繰り返し尋ねる作りになっており、回答の一貫性を見る仕組みがあると案内されています。当サイトとして判定の仕組みを断定することはしませんが、揃えにいく労力を能力検査に回すほうが確実です。
- Q. このドリルは何ができますか。
- 非言語8分野・言語4分野を、分野を選んで練習できます。問題はその場で生成されるため繰り返しても答えを覚えてしまいません。すべての問題に計算式込みの解説が付きます。無料・登録不要です。
この記事の出典
制度は改正されます。手続きをする前に、必ず上記の一次資料または 所管の窓口で最新の内容をご確認ください。